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メコンデルタ地域のカカオ農園の減少

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ベンチェなどのメコンデルタのカカオ農園が減少が顕著。

 

メコンデルタは肥沃な土壌と農作に最適な天候のおかげで、作物や南国果実が育ちやすく、メコンデルタのカカオ農家はより育てやすく売りやすい作物へと転作していってしまうのです。

 

逆に言うと、バリアブンタウなどの東南部や、ダクラクなどの高原地帯の比較的、

生産性が低い土地でもカカオ農業で農家へ利益をもたらす事ができるということです。

 

カカオ豆は収穫後にも発酵や乾燥のプロセスがあるため、どこの農園でもそのような設備や技術があるわけではありません。

そのため、まとまった地域の中で発酵技術をもつ農家にカカオの実が集約されて、

カカオ豆として出荷されます。

 

弊社が買付けしているベンチェのカカオ農園、ファンさんは15年前にカカオ農園をはじめました。ファンさんは言います。

 

 

『当時ベンチェの農業局は、ココナツ農園にカカオの木を輪作して収入を増やすことを目的として、カカオ作付面積10,000haにするという目標を掲げていたんだ。

2012年くらいまではベンチェのカカオの耕作面積はベトナム国内で最大で10,000 ha以上もあったんだよ。

海外からも商社やメーカーがきて、ベンチェのカカオ豆の品質の高さが注目され購入量も増えたけど、

けれども、その頃に起こった害虫の発生や台風被害でカカオの実が取れなかったにも関わらず、カカオの実やカカオ豆の買付け価格が下がってしまったんだ。

カカオ農園はもうやってられないっていう感じ。

カカオ農園からカカオの実を集約場に販売する価格は3000dong/kg以下で、

そんな面倒な農作物より、高値で売れるザボンやバナナにみんな転作していったんだよ。

転作していった所は、そもそもカカオを効率的に育てる技術がなかったということもある。農業局は、耕作面積を広げさせる時に、農家にカカオの育て方の教育をもっと徹底的にやるべきだったよ。

でもうちは、チョコレート工場がベンチェやティエンザンにできてるし、カカオ豆のニーズはまだあると思って、続けていますよ。

うちはカカオ農業は2004年からやっているからね、カカオの生産効率のよい育て方も良い発酵・乾燥も熟知しているから、うちのカカオ豆は高値で売れるよ。

あんたとこも、もっと買ってよね』

 

 

バリアブンタウに比べて小粒で水分量が少し多いベンチェのカカオ豆。

うちは、買付けに農地に直接いって選別したカカオ豆を持って帰るのですが、

ここのカカオ農園もカカオ豆も本当にキレイです。

発酵度合いのカットテストも今まで一度もダメだったことがなく安心して

取引させてもらってます。

 

ファンさんとこの今期のカカオ豆を表現するなら、青りんごのような爽やかな酸味とスパイシーさが感じられます❗

 

 

 

 

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