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ライセンス問題

ベトナムでは日本と同様に法人として事業を行うには登記が必要です。

そして外国人がベトナムで事業をするためには、事業内容にも資本金にも会計システムでも色々と制限を受けます。

私はベトナムで、ベトナム資本の会社と日本資本の会社の2つの会社を持っています。

ベトナム資本の会社は、設立の時もその後の運営も書類や手続き関係が楽なだけではなくて、外資企業のように事業に制限を受けないからです。

さて、カカオテーマパークプロジェクト。

このプロジェクトを新しい仲間たちと展開するにあたり、皆で出資して新しい会社を作り運営する事で進めてきました。

ベトナム人投資家だけではなく日本からの投資家もいます。さらに今後は欧米からの投資も誘致したいです。

つまり、このカカオテーマパークプロジェクトの運営会社は、外資企業になります。

国土を使い、農業や食に深く関連し、エンターテイメント性や観光にも関連するプロジェクトなので、外資に対しての規制は当然あります。

昨年末に、土地契約を仮締結した後、今年1月からは、そのライセンスの取得のためにも奔走してきました。

投資局、農業局、人民委員会、経済局、JETROなどとの話し合いと平行して、

弁護士にも相談しながら許可申請手続きを進めて6ヶ月。。。

そして、本日が投資局からのライセンスの結果が出る日。

ハードなライセンスだとは分かっていたけれど、

投資局へ行く前日から、「今日は許可日だ」と安心していました。

なぜなら、色々と手をつくす中で、安心させられる「地域活性化する素晴らしい事業だから喜んで援助するよ」という言葉を多々聞いてきたし、

何か問題があれば許可日前に投資局から連絡があるはずなのに、連絡がなかったから。

連絡がなければ通常、投資ライセンスの発給ということになるから、

「いやーやっと許可が出るなぁ〜」と晴れ晴れした気持ちで投資局へ行きました。

投資局に行くと、ライセンスではないプリントの通知を見せられて、

それで終わり。

投資局は、その通知は事前に送ったと言っている。

そんな事はタインさんから聞いていないけど。

つまり、投資ライセンスは発給されませんでした。

外資が入っているための規制にそのまんまハマってるのです。

「助けてあげるよ」というお役人さんの言葉も虚しく、

結果にはショックだし、なんだかもう、ああそうかぁという心境。

うちのベトナム人スタッフも落ち込んでるし、

タインさんも流石にいつもの笑顔は少なくて。

「よし、じゃあ違う手を考えるしかない」と、

投資局の玄関先に3人で座って違う手法について話し合い。

さて、また数ヶ月かかる手法になります。

ずいぶん図太く、気長にもなったものです。これがベトナム。

でも、プロジェクトの準備は粛々と進めていきたいと思っています。

早速、明日から、また動き始める。

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