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安定のベンチェのカカオ

初めてベトナムのカカオ豆を使ったときは、やはりベンチェのカカオ豆でした。

ホーチミン市のマーケットで売ってるのは、ほとんどベンチェのカカオです。

そして昨年、初めて訪ねたカカオ農園もベンチェでした。

この数年で大手企業の投資で集約発酵するセンターがつくられたり、ピュラトスなど外資大手の加工工場ができて、ベンチェやティエンザンの農家の方たちも

売り先があることで、積極的にカカオ農業をはじめました。

国際機関などによって、肥料の使い方や、発酵・乾燥の技術指導などの支援を受け、この地のカカオ農家の方たちの意識的にも向上し、良質なカカオが増えてきた事による買い手が増え、

買い手と売り手の循環的な関係で、徐々に農地面積や生産量も増えてきました。

メコンデルタ地域の市場の果物コーナーには、カカオも並んでいます。

まさにカカオは熱帯地方のフルーツなんです。

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